千葉県習志野市からテグス被害鳥情報が届きました。
観察日時:2016年8月28日
観察場所:千葉県習志野市 谷津干潟 津田沼高校前の杭
被害の状況:
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| 杭の上に止まり、絡まったテグスを気にするキアシシギ |
杭の上にとまったキアシシギの左足にテグスがぐるぐるにからまっており、釣りの錘(おもり)のようなものも見えた。テグスは右足と尾にもからまっていた。鳥はさかんに左足をつつくなどして気にしていた。おそらく飛翔は可能と思われるが歩行が難しいのではないだろうか。
情報提供者:公益財団法人 山階鳥類研究所 平岡 考 さま
管理者より:
大変詳しく被害状況を報告して下さり、ありがとうございます。
キアシシギは干潟を歩き回り餌を採ります。テグスで二本の脚がつながってしまっているとなると、飛翔で移動が可能でも、この個体の採食行動にかなりの制限がかかってしまうように考えられます。一度絡まってしまったテグスは野鳥の力では外すことができません。
シギ・チドリはこの時期、渡りの中継地として日本の海岸、干潟などを訪れます。日本で、旅の疲れを癒し、栄養補給をしてまた、長い旅に出発します。
谷津干潟はラムサール条約登録湿地となっていて、保護区内での釣りは禁止されています。しかし、谷津干潟を訪れるシギの仲間は三番瀬など東京湾の海辺と行き来をしています。このキアシシギもおそらく、東京湾側でテグスに絡んだのでしょう。海岸や干潟の自然を利用しているのは人間だけではありません。保護区になっているか否かではなく、自分で使ったものは適切な方法で処分しましょう。


